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怪物、松井秀喜の凄さについて語ってみようか。【大谷との比較。】

日本史上最高のバッターと言えば、筆者は松井秀喜を上げる。

松井秀喜の凄さはどこにあるのかと言えば僕はシンプルさにあると思っています。

松井秀喜は長打力に優れたバッターですが、打率も安定して3割を超えています。メジャーに行ってからも2割8分前後を残しており、名門ヤンキースでは4番を務めました。

これを支えているのは、やはりシンプルな打撃フォームにあると思います。

 

体が開かず。引き付ける。

そして、ポイントに来たボールを圧倒的なヘッドスピードで捉える。

カーブだろうが、真っ直ぐだろうが、チェンジアップだろうが関係ない。

来たボール全てがライナー性のホームランになる。

 

恐ろしいバッターです。大谷選手もスラッガーですが、僕は松井選手には大谷とまた違う強みがあると思っています。

松井秀喜って最初から凄かったの?

鳴り物入りでプロ入りした松井ですが、入団時は一山いくらのバッターでした。

一年目は打率2割ちょっと。ホームランは11本でした。

いや。。。普通にすごくねえか?

今の高卒なんて、3年で二ケタ打てれば、御の字じゃん・・・。

 

ただ、規格外のスラッガーとして期待されていたわけで、物足りないと思われるのも仕方ないかもしれません。

怪物エピ

高校時代、明徳義塾を率いる馬淵監督は

あれは規格外だ。

高校生が金属バット持ってる

と評価したぐらいですし、だからこそ世紀の作戦に打って出たわけですから。

加藤純一の経歴。松井秀喜や松本人志に一目置かれていた?配信モンスターの過去。

世間的に見れば、物足りないと思っても仕方がないでしょう。

 

当時の話を聴いていると、スイングスピードはすさまじかったものの、左投手のスライダーが打てなかったそうです。

石井一久は、

カモしていた

と、当時の心境を語っていたりします。

 

清原から見ても、

コイツはプロでやっていけるのだろうか

と思われるぐらいに下手糞だった、と言われています。

 

しかし、日を追うごとに打撃能力が緩やかに伸びていきました。

苦手としていた左投手のボールはいつしか前に飛ぶようになり、外野に飛びはじめ、そして頭を超え始める。

そして、背中から来るスライダーはスタンドに届くようになったのです。

松井秀喜はいつ頃、覚醒したのか。

参照ページ

2年目(19)にはすでに

2割8分、20本塁打を記録しています。

数字だけ見れば、怪物的かと思います。

今の時代で、これだけの成績を上げられる19歳はいないでしょう。

村上宗は別格としてです。

 

ただ、恐れられるようになったのは1996年でしょうか。

4年目、22歳のこの年には

打率3割1分4厘、本塁打37本、打点は99を達成しています。

入団4年目と言えば、大卒と一緒ですからいかに怪物的な選手かわかるかと思います。

そこからは安定して打率は3割前後を記録します。

1999、2000年には3割40本を2年連続で達成。

寡黙な雰囲気に大きな体はまさしくゴジラと呼ぶにふさわしいです。年々凄味が増していく怪物に、セ界は戦々恐々としていたのです。

伝説の2002年。

松井秀喜の中で最も印象的な数字と言えば、

2002年に達成した

.334 50 107

ではないでしょうか。

 

左バッターでこれほど打てることも驚きですが、

松井秀喜が50本打って以降、日本人バッターで50本に到達した選手はだれ一人いない。

と聞けば、その恐ろしさが分かるのではないでしょうか。

 

日本最終年の松井は

手が付けられない。

といっても過言ではありませんでした。

日本最終年はシンゴジラとして、日本を征服

多少崩されても、左中間に運んでしまいますし、甘く入ろうものならミサイルホームランをかちこまれます。

速球派、技巧派、守護神。

関係ありません。

剛と柔を兼ね添えたそれは文字通り、日本人離れしており、海外のスカウトも垂涎モノだったのです。

基本と松井

松井秀喜のスイングはキャリアを通し、基本中の基本と呼ばれるレベルスイングです。

これは野球人ならば、まず取り組んでみるスイング法です。

どれだけ凄いバッターもまずはレベルスイングを身に着けてから、自分にあったスイングを見つけ、アベレージヒッターやスラッガーに成長していくのです。

しかし、松井は基本中の基本であるレベルスイングを崩しませんでした。

ですから、打球はヒット性の当たりがグンっと伸びて、そのまま看板にぶつかるミサイルのようなホームランが多かったのです。

 

僕が思うに、松井が実践している基本は

素人がとにかくやってみる基本ではなく、とんでもない領域に立っている人が試行錯誤の上、最終的に行きつく、、、その上での基本。

なのだと思います。結局のところ、最強はシンプルイズベストであり、これは野球だけでなく、色々な世界に通ずることなのかもしれませんね。

松井が好きだったのだ。。

しかし、50本のホームランを打って打率3割3分4厘ですよ。

この年は首位打者と本塁打を両方とっています。

安定感と一発を兼ね添えた主砲です。当時の巨人ファンの中には、もしかすると

巨人じゃなくて、松井が好きだったんだ!!

という、方もいたのではないでしょうか。

 

僕は、ヤクルト一筋だったので、分かりませんがどうでしょうか。

 

松井秀喜とメジャー、期待外れなんてとんでもない!!

日本原産の怪物ゴジラは、海を渡り海外の怪物に標的を定めます。

結論として、松井は大活躍をしたと思っています。しかし、これは賛否が分かれるようです。

松井のキャリアハイは2004年に残した

.298 31 108

になるのでしょうか。

 

正直、当時の僕自身も、物足りないと思ったものです。

 

しかし、今になってみると松井の偉大さが分かります。

大谷翔平が出てくるまで、ホームラン30に届くバッターはいない、、、どころから2割8分を記録した選手すらほぼいないのです。

松井は安定して打率を3割前後にキープしていたし、打点だって100以上を4回達成しています。

 

しかも、競争が激しい名門ヤンキースで4番を打っていました。

その時ヤンキースのメンツはデレクジータ、Aロッド、テシャイラ、ポサダ、ジアンビなどそうそうたるメンツです。

その中で4番を打っていたのですから、すごいことです。

では、なんで松井が物足りないと言われるのか。。。?

松井の過小評価とイチロー

僕が思うに

同じ時期にいた、ヒット打ちまくりユンケルレーザビームおじさんが悪いと思っています。

松井のキャリアハイである2004年。

この人は、ヒットの世界記録を樹立していますから、とんでもないです。

しかも、守備も超一流です。その守備力はエリア51と呼ばれるくらいですから、いかに驚異的か分かります。

そして、スピードも世界最高峰。走り打ちと内野安打は観客を沸かせました。

グラウンドのあらゆるプレーを世界最高レベルでこなせてしまう。

野球選手において一つの完成形ですね。

しかし、イチローにもない栄誉を持つ。

それでも松井は、イチローも獲得していないチャンピオンリング。それに加えて、ワールドシリーズでMVPを記録しています。

この栄誉は、日本人で松井只一人だけです。

アメリカにおいて、ワールドシリーズ制覇はとてつもなく大きな意味を持ちます。

そこで、破竹の勢いで打ちまくった松井は未だにニューヨークにおいて高い評価を得ているのです。

大投手ペドロマルティネスを滅多打ちにした日本人選手ですから、ホントにすごいです。

まとめ

松井が好きです。

あの武骨な打ち方と、メディアに対する姿勢。

イチローがスーパースターならば、松井は大選手。

どっちが凄いかなんて決められませんし、僕はイチローも松井と同じくらい好きです。

しかし、YouTubeなどの動画で繰り返し見るのは、松井のホームラン集なんですよね。

あの打撃は、大谷翔平の大ホームランとは違った別の趣を感じます。上手く伝えられないのですが、松井のホームランは欲を感じないのです。

ホームランを前提とした打撃ではなく、打撃を極めていった結果、ホームランが生まれる。

そういった、探求者的な打撃スタイルが僕は本当に大好きです。

もし過去を変えることが出来るならば、松井秀喜をヤクルト入りさせたいぐらいに好きです。

(ファンは怒るでしょうが)

 

そういった、松井選手についてまとめてみたのですが、楽しんでもらえれば幸いです。

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